相続人と遺産の調べ方

ポイントは、相続人全員で先に遺産（相続財産）の分け前や金額の話をしないことです。

みんな期待していますので、

亡くなった人に近い相続人が遺産や遺言書を隠す恐れがあります。

まずは、故人をしのびたいので遺品を見せて欲しいと言った話から始めてゆきましょう。

亡くなった人の家に赴き、相続財産を探します。

具体的には、資産（プラスの財産）として、

不動産や自動車、預貯金、現金、株式、生命保険に関する書類、

その他重要な動産類（骨とう品や絵画等換金できるもの）を探します。

そして、大切なことは負債（マイナスの財産）もあるかもしれないことです。

そして、資産と負債が揃いましたら、財産目録を作ります。

① 貸金業者や銀行等からの借金

・自宅等の登記簿謄本（全部事項証明書）から抵当権の存在がわかります

・預金通帳や毎月の明細書などで銀行やクレジット、消費者金融の利用がわかります

・信用情報センターの照会で、貸金業者や金融機関の借金がわかります

② 連帯保証人や個人間の借金

（連帯）保証人であることは不明なことが多く、

相続リスクの上位に位置する問題です。

なぜならば、

保証人は何ら書面を渡されていないことが多く、

保証人本人も自覚が乏しいことがあります。

亡くなった人が個人事業者や中小零細企業の経営者、

役員となっていた場合は、

その会社の経理担当者に問い合わせて書面のコピーを頂いて下さい。

相続に関するご相談は、東京都墨田区の司法書士長田法務事務所へ

☎ ０３－３６３５－２１１９